日清食品は阪急阪神百貨店と共同で、自分の好みにオーダーメードできるカップ麺「モモフクヌードル」を開発した。具材やスープの組み合わせは２１４５通りある。１０月３日から阪急うめだ本店（大阪市）で販売し、阪急阪神百貨店の通販サイトでも順次取り扱っていく。価格は５４０円。贈り物としての購入も見込む。
１０種類の野菜の具材から４つ、３種類のスムージースープから１つを選んで注文する。通常のカップ麺よりも塩分を２割少なくしたほか、街中で持ち歩けるようコーヒーカップのような容器にした。商品名は日清食品の創業者である安藤百福氏に由来する。
同氏は大阪・梅田でラーメン店の行列を見たことをきっかけに「チキンラーメン」を開発した。日清食品の藤野誠部長は「食に求められるものが変わるなか、梅田から新しい価値を提案したい」と話す。
阪急うめだ本店はカルビーやＵＨＡ味覚糖（大阪市）などの食品メーカーと商品を共同開発した実績を持つ。これまでは菓子が中心だった。
