日清食品への入社理由とギャップ(社員の声)

<本社、在籍5~10年、現職、中途入社、男性>
▮志望動機
①食品メーカーであったこと
②日清の商品に興味を持っていたこと(麺類が好きで、日清食品の株主優待も入手していた)
入社後の認識
①数ある上場同族企業の中でも「超同族」であり、もし入社するのであれば安藤家に奉仕するというある種の覚悟を持つこと。なお、社長の息子2人が若くして役員クラスの待遇で入社している。
②役員や部門長クラスは勝手に外から連れてくる傾向にあるということ。プロパーも中途も課長以上への出世は運による。
③CMや外からのイメージと実際の社風は大きく違うこと。かなりの体育会系風土である。
④創業家絡みの社内行事が多いので覚悟しておくこと。

<事務、在籍5~10年、現職、中途入社、女性>
入社理由
カミングダイエット等、面白くて楽しいことを沢山していそうなイメージ。また、CM等から自由闊達なイメージを連想した。
入社後の認識
安藤家万歳の社風。文字通り社を挙げて祀っている。東証一部上場企業なのにここまでオーナー色が強い会社も珍しいのでは?と驚いた。創業者著書の作文も書かされる。また、何かと様々なイベントにも駆り出される。あと、社風はかなりの体育会系。何も知らぬ状態で呑気に入社される方はどうかご注意を。自分と合っているかしっかり考えられた方がよいかと。

<管理、在籍3年未満、現職、中途入社、男性>
入社理由
経験を活かせる仕事があったことと、さらに給与面の条件が良かったこと。
入社後の認識
グローバル化、プロアクティブな行動が望まれる環境ではあるものの、目立ちすぎると「出る杭は~」でかなり叩かれることが多い。やる気のある人でも数年後には人が変わったようになってしまった、という話をよく聞く。

<管理、在籍3年未満、現職、中途入社、男性>
入社理由
食品業界であること、そしてCup Noodleという絶対的な商品がある安定感。
入社後の認識
創業家中心の社風は想像以上にひどかった。ハラスメントが日常的な部署もある。一つのことにじっくり取り組める環境ではない。

<管理、在籍20年以上、現職、新卒入社、男性>
入社理由
主力がインスタント食品であるので、不景気になっても大きな影響がなく安定しているから。
入社後の認識
国内では、少子高齢化の影響により、食品の需要が減少傾向にあるので、今後はグローバル化を推し進めないと将来性が危ういと感じる。

<企画、在籍10~15年、現職、新卒入社、女性>
志望理由
海外展開を積極的にしている会社に就職したかったので、グローバル展開を進めている会社を中心に就活した。
入社後の認識
海外売上を上げていかなきゃいけないと上層部は認識しているが、現状はまだまだ国内に大きく依存している。

<営業、在籍3~5年、現職、新卒入社、男性>
志望動機
入社説明会や採用セミナーにおいて、商品開発や宣伝に力を入れながら今後さらに世の中に役立っていくような商品を作っていくんだ、という人事からの説明を聞いたということと、この会社では面白く人と少し視点のずれている、いわゆる「変人」が多く、そうした人々が新しいことを次々に生み出している、ということを説明していたのを聞き、何か革新的な、人が考え付かないようなことを行う人が求められていると考え、日々刺激をもって仕事をしていけるのではないか、と思い入社を決めた。
入社前に確認しておくべき点
上記のように、先進的で革新的なことが求められていて、日々面白いことが考えられているという説明を単純に鵜呑みにしてはならない。もちろんこのように言われていることが嘘だ、というわけではないが、全てを信じてしまうと後からのギャップを感じてしまうことが多々ある。実際、そうしたギャップを感じてやめていった人も何人もいる。この会社はOB・OG訪問を禁止にしており、現場で業務に携わっている人の生の声を聞く機会が持ちにくい。カップヌードルのイメージが先行し過ぎており、人によってとても大きく評価が分かれる企業のようにも感じるので、事前に入手できる企業情報がないかどうかを、十分に検討することが大事であると入社してから実感した。

<営業、在籍3年未満、現職、新卒入社、男性>
入社理由
食での世界への貢献。「おいしい、の その先へ。」を見据えて、数多くのブランドマネジメントに携われるという期待。
入社後の認識
一族経営のため、数多くのブランドのマネジメントに関われても最終的なYES/NOの意思決定は一族のゴーサインで決まる。最近は特に人手が少ない中で新製品が毎月大量に発売されるため、開発も営業も基本的にとても多忙な日々を強いられる。ドライ部門は国内では他の追随を許さないが、冷凍やチルドは業界では弱いため、事業会社によって営業のスタイルが大きく異なる。

<営業、在籍5~10年、現職、新卒入社、男性>
入社理由
面白そうな会社だと思った、またシーフードヌードルなど日清のラーメンが好きだったから。
入社後の認識
社内には、良くも悪くも個性の強い社員が多い。認識しておくべき事は、一人ひとりに任せられる業務・責任は多いので、やる気のない人、指示待ち人間には辛いかと思う。一方、ハンズアップを基本としており、自発的でやる気のある人ほど成長できる社風。

<営業、在籍5~10年、現職、新卒入社、男性>
入社理由
将来性と年収、そして日清食品という圧倒的なブランド力に魅力を感じたため。
入社後の認識
営業は非常にしやすい環境。日清食品というブランド力は強く、どんな卸や店の人でも必ず話を聞いてもらえる。また同業他社と比較して、福利厚生は揃っている。

<研究、在籍5~10年、退社、新卒入社、男性>
入社理由
プロテニスプレイヤーの錦織圭選手と所属契約を結ぶ等、スポーツ文化へも貢献していて、単純におもしろそうだったから。
入社後の認識
実際に、元気で面白い人が多いと思う。認識しておくべき事としては、仮にも大企業なので、部著間での連携が悪く、若い人を抜擢、とかは基本的にない。なお、間違えている新入社員がいたが、「日清医療食品」とは何の資本関係もない別会社である。また、「日清製粉」とも関係がないので、あしからず。一方、ココナッツサブレで有名な「日清シスコ」は日清食品のグループ会社である。その他も「日清フーズ」など、「日清」は似た名前の会社が多いので学生は注意すべし。

<技術、在籍3年未満、現職、中途入社、男性>
入社理由
会社のネーミングバリューと平均給与の高さ。
入社後の認識
がっつり体育会系の会社であるので、メンタルが強く、会社の方針に100%従う人間でなければ上に行けないと思う。後、理不尽な事があっても受け流せる人が向いている。

<技術、在籍3年未満、現職、中途入社、男性>
入社理由
ネームバリューがあった事。食品業界は安定した業界だと当時は思っていたから。
入社後の認識
企業のイメージ戦略が上手くいき過ぎている。内情はそういった世間的なイメージとは大きく異なる、かなりの体育会系会社だった。技術力うんぬんより根性や精神力がないとやっていけない。

<技術、在籍3年未満、退社、中途入社、男性>
入社理由
食に関しては海外に目を向ければ、これからも発展しうる産業・業界だと思ったから。
入社後の認識
大企業だからと言って、最高の職場とは限らないということが良く分かった。ドル箱の商品を持っていれば、何もしなくても大企業となり、社内システムは置き去りとなってしまう。大企業=職場環境の良好とは必ずしもイコールでは無い。やりたい事があって入社志望している事を自己認識した方が良い。

<技術、在籍3年未満、現職、中途入社、男性>
入社動機
海外展開をしている事。若いうちに海外業務を経験したいという思いがあり、考えや視野を仕事を通じて伸ばしていけると思った。また、カップヌードルと言う確固たるブランド力を持っているので、経営的に体力のある会社だと思ったから。
入社後のギャップ
グローバル企業というイメージを持って入社したが、社内の部署ごとに大きな雰囲気の違いがあった。また、部署によっては管理職の発言が絶対であり、中間管理職は意見の調整を行える程の権限をほとんど持っていない様に感じた。

<製造、在籍3年未満、現職、新卒入社、男性>
入社理由
日清ブランドに対する魅力、CMから連想される社風のイメージ。
入社後の認識
良くも悪くも関西気質の会社です。とにかくやってみるという精神はありますが、上司の許可がないと進まないため、作業効率は非常に悪いと思います。また、現場はとにかく体力勝負なので、体力がない人は自然と退職していきます。また、上司の当たり外れが多く、上司によっては入社数か月の新人でも人格を否定するようなパワハラまがいの行為が日常的に行われます。耐えられる人には向いてる会社でしょう。

<製造、在籍3年未満、現職、中途入社、男性>
入社理由
商品力、ブランド力がある為。「カップヌードルごはん」「トムヤンクンヌードル」など、新製品の開発にも積極的に挑戦しているため。
入社後の認識
昔のヒット商品にすがっている為に、社内で成長している人が少ない。日清食品という会社は、高給与で福利厚生も高く、世間的な知名度も好感度も高い企業ではあるが、その内部事情は、体育会系の理不尽なノリ、ハラスメント、長時間労働、女性差別、そして何よりも安藤家一族による支配が有り、それ相応の覚悟を持って入社されることをお勧めしたい。

日清食品年収





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