麺すする音、カムフラージュ、日清食品、フォーク開発、スマホから心地よい音流す(2017/10/25)

 日清食品は23日、麺をすする音をカムフラージュする機能が付いたフォークを開発したと発表した。フォークに搭載した集音マイクが麺のすすり音を感知すると、専用アプリをインストールしたスマートフォン(スマホ)から水が流れる音など心地よい音が流れる。TOTOのトイレ用擬音装置「音姫」から着想を得たといい、「音彦」と命名した。

 同日から日清食品グループのオンラインストアで「クラウドファンディング」による予約販売受け付けを始めた。12月15日までに予約数が5000個に達した場合にのみ販売するという。販売する場合の価格は1万4800円となる。「音彦」は電動歯ブラシのような見た目。日清食品は「きちんと開発した商品」としている。

 日清食品によると、日本人は麺のすすり音をそれほど気にしないが、外国人のなかには不快に思う人もいるという。同社は「ヌードル・ハラスメント」と命名し、解決策として今回のフォークの開発に至ったという。