日清食品、漫画調の社史、4カ国語翻訳、海外に発信(2017/08/29)

 日清食品ホールディングス(HD)は、2018年に創業60周年を迎えるのを機に、コミック形式の社史を作成する。創業者の安藤百福氏が袋麺「チキンラーメン」やカップ麺「カップヌードル」を開発するに至った経緯などを漫画で振り返る。英語や中国語など、4カ国語に翻訳する予定で海外における日清食品の認知度向上に役立てる。

 同社が横浜市で運営する施設「安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)」やホームぺージ上で流しているアニメーションの原作者である漫画家、岡崎能士氏が担当する。社史といってもコミック形式にするため、一部、脚色する部分も出てくるもようだ。一般の人も見られるよう、ウェブ上などでの公開も検討する。

 コミック形式にするのは、日清食品の安藤徳隆社長の発案だ。徳隆氏は「日本らしいコミック形式の社史とすることで、世界中の人に日清を知ってもらう機会にしたい」と話している。